病気と向き合うことも大切だけど、楽しいと思えることに目を向けることも大切だと思う

思いもかけない病気に罹り、「早く治して、元の元気な自分に戻りたい!」と思い、あれこれ情報を探しては、試し・・・を繰り返してはいませんか?

私は、Twitterでメンタル疾患の方の、そういったツイートをよく見かけます。

見かけるたびに、「ああ、そんなに力んでは、余計につらくなっちゃうのに・・・」と思ってしまいます。

「早く治したい、元気な自分に戻りたい」という切実な思いは、私にもよく分かります。

私も、抑うつ状態と言われた当初は、そう思っていましたから。

でもね、「なんとか治したい、早く早く・・・」と思えば思うほど、どんどん心を追い詰め、空回りし、休息とは程遠い行動を取って、疲労困憊してしまうのです。

 

私がメンタルクリニックに通うようになったのは、2004年4月(当時31歳)でした。

今年の4月で15年になります。

途中で、勝手に通院を止めてしまったことがあります。

でも、どんどん気分がすさみ、体が重くなってきて、勝手に薬を止めてはいけないんだなと自覚して、再び通院を開始しました。

 

当初は「早く治したい」と思っていましたが、途中から「治すのではなく、上手に付き合う」と思うようになりました。

意識を変えるようになったのは、「ちょっと、良くなってきたなぁ」と感じたら、無理をして具合が悪くなるという状態を繰り返していたからです。

主治医の先生にも、「今は、心を落ち着けることが大切だよ」と、よく言われていました。

でも、頭では理解したつもりでも、心が焦るという状態でした。

 

また「抑うつ状態になったのは、何が悪かったのか?」などと、原因探しもよくしました。

でも、原因探しも自己否定に入ってしまうので、実りはありません。

 

ある時、なにかで「原因探しは程々にして、今を楽しむことが大切」という言葉が心に刺さりました。

本やブログなどで、そういった言葉を繰り返し目にするようになったのです。

そこで、子供の頃から好きだった編み物をやってみることにしました。

2011年1月でした。

 

そして、その年の9月から、主治医の先生に勧められて、隣の市にある精神科病院の作業療法に通うようになりました。

作業療法にはいろいろなプログラムがあって、料理、音楽、手芸、運動など、自分が好きなプログラムに参加することができました。

私は、料理、音楽、手芸の時間に通っていましたよ。

通うのに必死でしたけれど、楽しかったから頑張れました。

はじめは週に1回、料理の時間だけ。

通うのに慣れてきてから、週に2回、3回と増やすよう主治医の先生に言われたので、担当の作業療法士さんにも相談して参加するプログラムを増やしました。

でもね、「楽しいのは良いけれど、遊んでいいものか?」と思うようになっていきました。

 

私がアルバイトに出るようになったのは、2014年3月。

抑うつ状態と診断されてから、10年目でした。

働くようになっても、すぐに疲れてしまうし、すぐにテンパったり気持ちがめげたりして、つらくて苦しい思いをしました。

でも良いこともあって、2年9ヶ月続けましたよ。

そのアルバイトを辞めたのは、2016年12月末で閉店したからです。

その後は、パートとアルバイトを3つ変わって、2018年5月から今勤めている手芸店にお世話になっています。

 

メンタル疾患では、「治る」とは言わないですよね。

「寛解」と言います。

意味は、「全治とまでは言えないが、病状が治まっておだやかであること」だそうですよ。

 

私が、抑うつ状態と言われてから15年。

今は、自分自身のコントロールが下手なのかな?と思っています。

だから、お薬を飲んでも、休養をしても、良くならなかった・・・。

他にも要因はあって、運動をしない、生活リズムが狂っているなども、よろしくない状態です。

 

そんな私でも、ボツボツと仕事ができて、日々穏やかに暮らせているのは、「楽しい」と思えることをやっているからだと思っています。

今は、レース編みに夢中になっていて、それを楽しみに、そして励みにしています。

まぁ、時折、夢中になりすぎて、無理をしてしまうのが玉に瑕ですけれど・・・。

 

自分自身を好ましい状態に保つって、誰もが苦労しているのではないでしょうか?

それが、メンタル疾患に罹ると、心と体のバランスが取れずに、余計にコントロールできなくなる。

そんな時って、たいてい「治さなきゃ」「元気にならなきゃ」という思いに囚われています。

余裕のない状態では、すぐに心は折れてしまいます。

心に余裕をもたせるには、何かに夢中になって「楽しい」という感情を味わうことです。

「楽しい」という思いが、「嬉しい」という喜びをもたらしますから。

 

私が「病気と向き合うことも大切だけど、楽しいと思えることに目を向けることも大切だと思う」理由は、私自身が「楽しい」と思えることをしていると、心が元気になるからです。

ぜひ、夢中になれること探しをしてみてくださいね。

私のお薦めは、ものづくりです。

手芸はいかがですか?

 

では、また♪

 

編み物好きな、カラーセラピストの河野朱実です。 幸せの感度を上げて、笑顔であふれる毎日を送りましょうね。

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