小川糸さんの『とわの庭』を読み終わりました

小川糸さんのお話だから、きっと良い気分に浸れるに違いない。

そんな思いでお気楽に買った小説、『とわの庭』。

「母と娘の愛情に溢れたお話なのかな?」と感じるほど、ほのぼのと物語は始まりました。

ところが、途中でゾットする展開に。

「とわちゃん、どうなっちゃうの?」とハラハラしながら、恐る恐るページを繰っていきましたよ。

内容を詳しく書いてしまうと、読む楽しみがなくなってしまうでしょうから、これ以上は読んでのお楽しみ!

 

 

実は、私、ちょっと大変な子供時代を過ごしました。

9歳の時に両親が別居。そして、10歳の時に離婚しました。

私と弟は母についていき、現在の父と一緒に暮らし始めたのです。

まあ、よくある話かな。

 

私は、もともと感受性が敏感で親の顔色を窺うような性格でしたから、いろんな思いを飲み込んで生きてきました。

新しい父は感情の起伏の激しい人で、すぐに怒鳴るし、支配的で「こうしろ、ああしろ、ちゃんとしろ!」と命令的な口調でいつも責め立てました。

ですから、叱られないように気を張って暮らしてきました。

先日のカウンセリングで、心理士さんに「子供らしい子供時代を過ごしていないのですね」と言われましたよ。

押し込めた感情が沢山あるようで、このあたりのことに触れると、涙が止まらなくなりました。

 

でもね、『とわの庭』の主人公とわは、もっと過酷な状況を生き抜いています。

「私なんて、まだ恵まれている」そんなふうに思いました。

といって、そういう言葉で自分を責めるような感じにしてしまうと、残念な感じになってしまいます。

そうではなく、「とわちゃんのように、日々の暮らしを楽しむ工夫をしていこうかな」とプラスのエネルギーに変えていこうと思っていますよ。

 

感受性豊かで、人の顔色を窺ってしまう特性は、マイナス面だけでなくプラスの面もあります。

接客の仕事では、お客様の様子を観て感じ取ることができるから、「こうしたら喜ばれるかな?」と想像しながら仕事ができますしね~。

それに、カラーセラピーのセッションでも、そんな特性を活かせたらいいなと思っています。

 

今私は、成長途上にいます。

こうして、本を読んだり、映画やドラマを観たりしながら、感性を刺激して肥やしにしていますよ。

あとは、もっと人と関わることで自分を磨き、今以上に関わった人にプラスのエネルギーを返せるようになりたい!?

 

というところで、今日はお終い♪

 

編み物と裁縫が好きな、カラーセラピストです。 ぶきっちょに生きていますよ。

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