元気は無理やり出すものではなく、自然に湧いてくるもの

近頃、気分がウキウキとして朗らかです。

食事を美味しいと感じられるし、料理をしながら口ずさんでいたり、献立を考えるのも楽しんでいます。

仕事に行くのは億劫だけれど、行けばなんとか業務をこなしているし、つらくて帰りたいと思うことはありません。

疲れて体がだるくても、レース編みを楽しめています。

気分を上げなきゃ!という無理矢理感もありません。

穏やかに日々を過ごしています。

幸せは、探すものではなく感じるものって言うけれど、こういうことを言うのかな。

そして、元気って、無理やり出すものではなく、自然に湧いてくるものなんだなぁとしみじみ感じています。

 

私がなぜ、こんな当たり前のことを改めて書くのかというと、「生きる気力がなくなって、毎日つらくて仕方ない」という状態に陥ったことがあるからです。

人間、失ってみて、初めてわかることが沢山ありますよね。

五体満足に生まれてきたのも当たり前ではありませんし、健康なのも当たり前ではありません。

また、日常生活を滞りなく送ることができるのも、当たり前ではありません。

でも、自分が持っているものって、あって当たり前のような気持ちになって、日々を過ごしています。

あなたも、そうではありませんか?

 

私が、抑うつ状態になった時は、気持ちが重かったり、不安が強くなったり、焦りが生じて心のバランスが取れなくなっていました。

体も重くてだるく、起き上がっているのがつらくて、食事も喉を通らなくなりました。

熱が急に上がったかと思うと2~3時間したら平熱に戻っていたり、ちょっとしたことで頭痛がしていました。

口が乾くので、水分をよく摂るようになり、トイレも近くなりました。

アトピーはひどくなり、痛痒くて常にどこかを掻きむしっていました。

眠くて仕方ないのに寝付きが悪く、ようやく眠ったかと思うと短時間で目が覚め、常に眠りが浅いので長時間布団に潜っていても疲れが取れませんでした。

毎日毎日、ネガティブな感情に支配され、体も不調ばかりだったので、生きているのがつらく、死んでしまいたいと思い詰めることもしばしばでした。

 

長らく、こんな心身の不調を抱えてきたので、私は幸せを感じられなくなっていました。

アルバイトに出るようになっても、逃げ出したい気分をなだめすかし、無理やり気分を上げて出勤していました。

仕事中も、不安でビクビクしていましたし、緊張で口がカラカラになり水ばかり飲んでいました。

それでも、なんとか仕事を終えられるだけマシでした。

 

そして、仕事が変わり環境が変わると、不安や緊張で気分が重くなり、自分を落ち着かせるのに苦労しました。

現在勤務している手芸店でも、つい先日まで、緊張して体がこわばり、口が乾き、不安で気持ちが落ち着かず、ちょっとしたことで動揺しておろおろしていました。

それでも、なんとか8ヶ月乗り切ることができたのが、不思議なくらいです。

 

冒頭で、「近頃、気分がウキウキとして朗らかです」と書きましたが、1月中旬くらいまでは、気分が低迷していて元気がありませんでした。

このまま、気分が上がらない状態が続くとネガティブな感情に支配されてつらい思いをするのではないかと、恐れていました。

とは言っても、無理やり気分を上げるようなことをすれば、反動で落ちる可能性が高いので、心が自然に上がる方法がよいと考えました。

それが、編み物です。

好きなことなら、無理やり気分を上げるという強引さが抑えられますから。

 

今までも、気分が低迷している時期に、テレビを見ているだけではなんだか勿体無いと感じるようになったら、「30分だけでもやってみようよ」と編み物をするようにしていました。

気分が重い、体も重いという時期は、無理をせずに眠ることが大切ですよ。

でも、眠ってばかりいると、何かしなきゃという気分に苛まれます。

そうなってきたら、「好きなこと」の出番です♪

 

編み物の良いところは、編むことに没頭していると余計なことを考えていられなくなります。

そして、余計なことを考えなくなると、夢中になります。

やがて、楽しくなってきます。

作品が出来上がると嬉しいし、達成感も味わえます。

ただ、無理をすると、ドッと疲れます。

下手をすると、頭痛・肩こり・腰痛になることもありますからご用心!

 

今回、私が気づいた「元気は無理やり出すものではなく、自然に湧いてくるもの」。

これは、きっとあなたにも心当たりがあることでしょう。

心が低迷している時、やる気がない時は、無理やりなんとかしようとせずに、ちょっとだけ頑張る方式を採用してくださいね。

では、また~♪

 

編み物と裁縫が好きな、カラーセラピストです。 ぶきっちょに生きていますよ。

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